「弱い人間」なんかじゃない!
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弱くない!!
「心の弱いひと」
「気持ちが弱い」
こんなことを言われたことはありませんか?
また、自分で思っていませんか?
人生の「勝ち組」「負け組」
競争社会の現代ではよく耳にするコトバです。
やたら勝負にこだわりすぎて、相手を打ちのめし傷つければ「勝った」優越感に浸る
自分の強さを相手に見せつけるために、傲慢(ごうまん)な態度をとり自分の気持ちを満足させます。
こんな見かけの強さは、ただ自己顕示欲が強いだけです。
反対に頭を下げ、腰を低くせざるを得ない立場の人もいます。
店員⇔お客、上司⇔部下、先輩⇔後輩、大きい態度⇔控えめな態度
でも論争に負けたり、勝ちを相手に譲ることは、決して気持ちが弱いとか心が弱いからとは思いません。
「相手より強いから負ける」ことも多くある、という状況を幾度も見てきました。
ある40代後半の会社員男性
知り合いの同僚の話なんですけどね。Aとします。
以前は会社で中間管理職よりちょい上の立場だったのですが、40代になって病気やケガが重なり何度か会社を休職しました。
何度か休むうちに肩書は落ちていき(いわゆる降格ですね)、やがて下から2番目の職位になってしまいました。
世間ではありがちな話ですね。
(給料はある程度下がったでしょうが、解雇されなかっただけでも良かったのかなとボクは思っています)
現在は比較的若手の多い部署に移り頑張っています。
20歳近い年下上司から指図され、厳しく注意も受けるようです。
それが悔しいし情けないと、電話で愚痴を時々聞きます。
こういう思いをされている人は多いのではないですか?
電話で、
ボク「よく我慢できるね。Aさん、エライよ。辞めたくならない?」
同僚A「オレ一人だったら、とっくに辞めてるよ。子供が今度大学行くっていってるからな・・・。しょうがないよ」
ボク「ほんとにAさん、すごいよな。家族のために、△△(年下上司)に指示を受けて業務をこなしている。感心だよな」
こんな調子で同僚を励ましています。
(※△△(年下上司)は入社年数は短いのですが、世渡りはとても上手なタイプです)
Aさんのことは、本当にすごいと思ってり、心から出ているコトバです。
意地を譲れば強くなれる
ボク「△△(年下上司)に頭を下げられることは、Aさんの仕事能力が劣っている訳じゃないものね。家族の為に頭を下げるのだから、仕事の能力とは関係ないじゃない。心の強さでいったら、Aさんメチャクチャ強いじゃない」
同僚A「そう言われるとまた頑張れるよ!」
こんなような感じで電話を切ります。
ボクたちはみんなそれぞれ、大切な守りたいものを持っているのではないでしょうか。
そのために、つらいことにあっても耐える場面が出てくるのだと思います。
どうしてもやりたいことがある。
どうしてもやらざるを得ないことがでてくる。
その目標に向かって、年下だが立場が上の人に教えを乞うたりすることもあります。
キライな人にキツイ言葉を投げかけられても、笑顔で返さなければいけない時もあるでしょう。
意見がぶつかりかけたとき、争いかける時。
ぐっとこらえて、意地を張ることをやめて相手に譲れる人
こういう人が、本当の心の強さをもった人間なんでしょうね。