【体験記】肉親との死別

母の死を間近に控えて思うこと

目安時間 6分

管理人のただの日記でございます。両親との死別について考えてる方以外は重苦しい内容なのでどうぞスルーしてくださいませ。PVが0だとしても全く問題なく、管理人があとで読み返すだけのものです。

 

今日は仕事であったが休憩時間中、兄からメールが入ってきた。ちょうど一口ご飯を食べたところである。

内容としては誤嚥性肺炎で入院中の母の状態が良くないので、病院からリモート面会はどうだ?と連絡があったのだという。誤嚥性肺炎自体は回復してきていたのだが、その後のリハビリで食事も拒絶し徐々に弱ってきていた。数日前も「お母さんが食事(といってもゼリー以外はもう無理)を拒否するんですが、どうしましょうか・・?」と連絡があったばかりだった。

僕としても「もう食べたいときだけでいいです。。。」

看護師「そうですか、、、分かりました・・」

 

まったく歳よりときたら、いや母はいつもこうなのである。施設に入所したらスタッフさんになかなか慣れず、「あんたらの世話にはならねー!」。入院したら先々でも「私に触るな!」「あんたらの世話にならねー!」と介助なども拒否。慣れるまでに時間を要したものだ。もっとも慣れてしまえばスタッフさんのマスコットになってるようであるが。特に年を取ってきたらわがまま言い放題であった。

 

ともあれ5分で食事を済ませ、職場のひとに事情を軽く説明し病院まで向かうことにした。職場のひとには「母の状態が良くない。亡くなる2~3日前になったら連絡くださいと施設の人に言ってある。最後は見送ってあげたいのでその時は休みをください」と言っておいたのですぐに察してくれた。

 

そのまま病院へ向かう。

 

約2時間後病院へ到着。地元では大きな総合病院だがこの時間はもう誰もいない。日曜日だしもう夕方だしね。

 

受付に伝えるとすぐに病棟へ連絡を取ってくれた。そしてすぐにリモート面会開始。

 

コロナ禍なので会えないが誠に残念。

 

リモート面会を開始すると、母は目を閉じており、意識があるのかどうかすら分からないほどだった。顔はすでに亡くなったかのようだ。

 

「おーい、来たぞ!」「分かるかい?息子だぞ」「がんばって誤嚥性肺炎の治療したんだな!よく耐えたな」「もうちょっと良くなったらちゃんとご飯食べなきゃだめだぞ」

とにかく声を掛け続けた。

声を掛けると時々目がピクピク動き、口をパクパクさせていた。もちろん声は聞こえない。喋ってるわけではなく酸素を取り入れてるようだった。

約10分間ずっと声を掛け続けた。

 

もう誰の目にも、長くはない、と感じる状態だ。

 

リモート面会も終わり看護師さんと話しをしてみた。

さっくりとですが、

僕「もう長くはなさそうですね」

看護師「そうですね・・」

僕「あの、お願いがあるのですが。亡くなりそうな2~3日前になったら連絡頂けないでしょうか?最後見送ってあげたいので」

看護師「2~3日。。あの~これは私の勘ですが、もう2~3日も持たない気がします。いえね、ここから復活(なんて言ったか覚えてない。復活ではない)する方もいますが、お母さんは恐らくないと思います。それでリモート面会に呼んだので」

僕「・・・・。そうですよね。今晩もつかどうかという気が」

看護師「ご覚悟なさっといてください」

 

 

親の死を乗り越えるため、「死」と向き合うための本も何冊も読み漁った。仏教の本も読んだ。死=悲しみではない。魂まで死ぬわけではない。むしろあの世のほうがストレスなく楽しいところ、現世のほうが辛い世界。現世を終えて霊界へと魂が戻り、自分が死んだ時あの世でも会える。現世の痛みや苦しみを終え霊界(魂の家)に帰れる。

 

こういう考えになったので死別=悲しい事ではなくなった。

 

それでも数日前まで母の死を考えると不安でどうしようもなかったのは正直なところだ。

 

しかし今日話を聞いた時、ある意味あっさりしてしまった自分がいた。

 

不思議ですね。

 

こんなものなんですかね?

 

母の幸せを願う。

 

ちなみに母は病気ではありません。誤嚥性肺炎、腎臓、骨折などすべて老化から来ています。2週間前医師談「寿命です。老化なんで治しようがありません」でした。

 

苦しまず天寿を全うして欲しい。

 

 

 

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阿部りょう

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